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Q.遺贈のときに気を付けたい遺留分とは?
遺贈をするときに相続人との関係で気を付けなければならないことはありますか。
投稿日:2017.01.26
A.回答
協会専門家チーム
被相続人(遺言者)の財産処分の自由と身分関係を背景とした相続人の諸利益との調整を図るものとして「遺留分制度」があります(最高裁平成13年11月22日判決)。

すなわち、兄弟姉妹以外の相続人(直系卑属、直系尊属及び配偶者)には、遺留分として遺産の一定部分を残しておくことが必要です(民法1028条)。

したがって、遺留分権利者がいるケースで遺留分を侵害する遺贈は、その侵害部分につき減殺(げんさい)を請求される可能性があるため、財産を円滑に遺贈するためには遺留分に十分配慮した遺言をすることが望まれます。さらに、特に遺贈を含む遺言では、遺言執行者を選任するとともに、安全性・確実性の観点から、自筆証書ではなく公正証書の方式により遺言をすることが望ましいといえましょう。