初代理事長・堀田力様への哀悼の意
このたび、全国レガシーギフト協会の初代理事長である堀田力様がご逝去されました。
ここに謹んで哀悼の意を表すとともに、心より感謝を申し上げます。
堀田様は、全国レガシーギフト協会の前身である「遺贈寄付推進会議」のメンバーが、遺贈寄付をさらに広めるため法人化を進める際に、初代理事長への就任を快くお引き受けくだり、2016年から2022年6月まで全国レガシーギフト協会の長を務めてくださいました。
ご自身は、公益財団法人さわやか福祉財団の理事長として、遺贈寄付の最前線で活躍されていました。しかし、必ずしも自団体の利益になるわけではない遺贈寄付のノウハウを、他の法人にも広げる活動を推進されたのは、堀田様のお人柄や高い志、そして「個々の生き方に根差した善意の寄付を日本に根付かせたい」という強い想いがあったからだと思います。
また、弁護士としてのご経験から、遺言作成者の意志が実現されないケースを数多く目の当たりにされていました。その上で、堀田様は「遺贈寄付には、『人生の最後の意思決定』を尊重するという、非常に重要なテーマが含まれている」とおっしゃっていました。堀田様のこのお言葉を心に刻み、私たちは今後の活動に一層励んでいきたいと思います。
最後に、堀田様が全国レガシーギフト協会に遺されたメッセージをご紹介いたします。
「遺贈寄付を希望する人の多くが、その『人生の集大成のひとつとしての社会貢献』を実現させるために安心して相談できる仕組みであり、受け手の団体の倫理観を育む全国レガシーギフト協会の取組みを通じて、全国に新しい善意の循環を生み出し、豊かな社会を創造するために価値のあるものにしていきたいと考えております。」
改めて、初代理事長・堀田様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。